「オウンドメディアを立ち上げたいけど、どのWordPressテーマを選べばいいの?」 「無料テーマと有料テーマ、結局どっちがいいんだろう?」
オウンドメディアを構築する際、WordPressのテーマ選びで悩む担当者は少なくありません。実際、テーマ選びを間違えると、SEO対策に弱い、カスタマイズに時間がかかる、モバイル対応が不十分といった問題が発生します。
この記事では、オウンドメディア向けに最適なWordPressテーマを無料・有料合わせて10選厳選して紹介します。さらに、失敗しないテーマ選びの基準、導入手順、よくある質問まで網羅的に解説します。
記事を読み終えるころには、あなたのオウンドメディアの目的に最適なテーマが見つかり、すぐに導入を始められる状態になっているはずです。
WordPressテーマは数千種類以上存在しますが、オウンドメディア運営に適したテーマを選ぶには明確な基準が必要です。テーマ選びで最も重要なのは、見た目の美しさだけではなく、メディアの目的を達成できる機能性です。
SEO対策が標準装備されているか
オウンドメディアの成功には検索エンジンからの集客が欠かせません。SEO対策が標準装備されたテーマを選ぶことで、初期段階から検索上位表示を狙いやすくなります。
具体的には、以下の要素が実装されているテーマを選びましょう。
- メタタグ(titleタグ、descriptionタグ)の個別設定機能
- 構造化データ(schema.org)への対応
- パンくずリストの自動生成
- ページ表示速度の最適化(画像遅延読み込み、CSS/JavaScript圧縮)
- モバイルフレンドリー対応
テーマの公式サイトで「SEO内部対策済み」と明記されているものを優先的に検討してください。ただし、完璧なSEO対策はテーマだけでは実現できないため、別途SEOプラグイン(Yoast SEOやAll in One SEO Pack)との併用も検討しましょう。
コンテンツの見せ方・デザインの柔軟性
オウンドメディアでは、記事コンテンツを魅力的に見せる必要があります。デザインの柔軟性が高いテーマほど、ブランドイメージに合ったメディアを構築できます。
- 記事一覧のレイアウトパターン(リスト型、カード型、グリッド型など)
- カテゴリーページのカスタマイズ性
- CTA(行動喚起)ボタンの配置自由度
- ヘッダー・フッターのデザイン選択肢
- カラーパターンの変更機能
特にオウンドメディアでは、トップページから記事一覧、個別記事までの導線設計が重要です。ユーザーが直感的に情報を見つけられるデザインを実現できるテーマを選びましょう。
モバイルファーストデザインへの対応
現在、Webサイトへのアクセスの60%以上がスマートフォンからです。モバイル対応が不十分なテーマは、ユーザー体験を損ない、検索順位にも悪影響を与えます。
- レスポンシブWebデザイン対応(自動で画面サイズに最適化)
- Core Web Vitals(ページ表示速度、視覚的安定性、応答性)の最適化
- タッチ操作に適したボタンサイズ
- モバイル専用メニューの実装
Google PageSpeed InsightsやGTmetrixといったツールでテーマのデモサイトを測定し、モバイルスコアが80点以上のものを選ぶことをおすすめします。
サポート体制とアップデート頻度
WordPressやプラグインは頻繁にアップデートされます。テーマが定期的に更新されないと、セキュリティリスクや互換性の問題が発生する可能性があります。
確認すべきサポート要素
- 日本語サポートの有無(メール、フォーラム、チャット)
- マニュアル・ドキュメントの充実度
- テーマの最終更新日(6ヶ月以内の更新が理想)
- セキュリティアップデートの実績
- ユーザーコミュニティの活発さ
有料テーマの場合、購入後のサポート期間や内容を必ず確認してください。無料テーマの場合は、WordPressの公式テーマディレクトリに登録されているものが比較的信頼性が高いです。
初期費用を抑えてオウンドメディアを始めたい方に向けて、無料でも高機能なテーマを5つ紹介します。無料テーマでも、基本的なSEO対策やデザインカスタマイズは十分に可能です。
Cocoon(コクーン)
基本情報・料金
- 料金:完全無料
- 開発者:わいひら氏
- ライセンス:GPL
- 対応WordPress:5.0以上
主な機能とSEO対策 Cocoonは国産無料テーマの中で最も人気があり、シンプルながら多機能なテーマです。SEO内部対策が標準装備されており、ページ表示速度も高速です。
主な機能は以下の通りです。
- 内部SEO対策済み(構造化データ、パンくずリスト、AMPページ自動生成)
- 吹き出し機能、ランキング機能、ブログカード機能
- SNSシェアボタン・フォローボタンの豊富な設定
- 広告配置機能(アドセンス、アフィリエイト対応)
- スキン機能による簡単デザイン変更
メリット・デメリット メリットは、無料とは思えない機能の豊富さと、日本語の詳細なマニュアルがある点です。初心者でも迷わず設定できる設計になっています。
デメリットは、CTA機能やランディングページ作成機能が標準では搭載されていない点です。また、利用者が多いため、デザインが他のサイトと似てしまう可能性があります。
- 初めてWordPressでオウンドメディアを立ち上げる方
- 初期費用を一切かけたくない方
- アフィリエイト収益も視野に入れている方
Xeory(セオリー)
基本情報・料金
- 料金:完全無料(メールアドレス登録が必要)
- 開発者:株式会社ルーシー(バズ部運営会社)
- 種類:Xeory Extension(サイト型)、Xeory Base(ブログ型)
主な機能とSEO対策 コンテンツマーケティングで有名な「バズ部」が開発したテーマです。コンテンツマーケティングに特化しており、SEO対策も充実しています。
主な機能は以下の通りです。
- SEO内部対策(メタタグ、OGP設定、パンくずリスト)
- CTA機能(記事下に行動喚起エリアを設置可能)
- ランディングページ作成機能
- ソーシャルメディア連携
- レスポンシブデザイン
メリット・デメリット メリットは、バズ部のコンテンツマーケティングノウハウが詰まっている点です。特にCTA機能とLP作成機能が無料で使えるのは大きな利点です。
デメリットは、デザインの自由度がやや低く、カスタマイズには多少のコーディング知識が必要になる点です。また、Xeory Extensionはワンカラムレイアウトに限定されます。
- コンテンツマーケティングに本格的に取り組みたい方
- リード獲得を目的としたオウンドメディアを運営したい方
- シンプルで洗練されたデザインを好む方
LION MEDIA(ライオンメディア)
基本情報・料金
- 料金:完全無料
- 開発者:フィット株式会社
- ライセンス:GPL
主な機能とSEO対策 LION MEDIAはメディアサイト向けに作られた無料テーマです。有料テーマ「THE THOR」の無料版という位置づけで、機能が非常に豊富です。
主な機能は以下の通りです。
- SEO最適化(高速表示、AMP対応)
- ピックアップ記事、ランキング表示機能
- カテゴリ別新着記事ウィジェット
- 広告管理機能
- カスタマイザーによる詳細な設定
メリット・デメリット メリットは、無料テーマとは思えない多機能さと、トップページのカスタマイズ性の高さです。新規訪問者が回遊しやすいレイアウトを簡単に構築できます。
デメリットは、カスタマイズ項目があまりにも多く、初心者には設定が複雑に感じられる点です。また、レイアウトの自由度はやや制限されています。
- メディアサイトとしての機能性を重視する方
- トップページで多くの記事を効果的に見せたい方
- 無料テーマで高度なカスタマイズを行いたい方
Lightning(ライトニング)
基本情報・料金
- 料金:完全無料(有料拡張プラグインあり)
- 開発者:株式会社ベクトル
- ライセンス:GPL
主な機能とSEO対策 Lightningはビジネスサイト全般に対応できる汎用性の高いテーマです。オウンドメディアだけでなく、コーポレートサイトとしても利用できます。
主な機能は以下の通りです。
- レスポンシブデザイン
- Bootstrap4対応
- カスタム投稿タイプ対応
- ウィジェットエリアが豊富
- 無料プラグイン「VK All in One Expansion Unit」で機能拡張
メリット・デメリット メリットは、汎用性の高さと拡張性です。オウンドメディアとコーポレートサイトを一つのWordPressで管理したい場合に適しています。
デメリットは、メディアサイト特化型ではないため、ブログ機能がやや弱い点です。また、デザイン性はシンプルすぎると感じる方もいるかもしれません。
- オウンドメディアと企業サイトを統合したい方
- 拡張プラグインで段階的に機能を追加したい方
- シンプルで堅実なデザインを好む方
Luxeritas(ルクセリタス)
基本情報・料金
- 料金:完全無料
- 開発者:るな氏
- ライセンス:GPL
主な機能とSEO対策 Luxeritasは「高速表示」に特化した無料テーマです。ページ表示速度がSEOにおいて重要な要素であることから、速度重視の方に最適です。
主な機能は以下の通りです。
- 超高速表示(独自の高速化技術)
- SEO最適化(構造化データ、OGP、AMPページ)
- カスタマイズ機能が非常に豊富
- 多言語対応
- ブロックエディタ(Gutenberg)対応
メリット・デメリット メリットは、ページ表示速度が圧倒的に速い点です。GoogleのCore Web Vitalsで高得点を獲得しやすく、SEOに有利です。
デメリットは、カスタマイズ項目が多すぎて初心者には難しく感じられる点です。また、デザインのデフォルト状態はシンプルなため、ある程度のカスタマイズが必要です。
- ページ表示速度を最優先したい方
- 技術的な知識があり、細かいカスタマイズを楽しめる方
- SEOで有利な高速テーマを探している方
有料テーマは、無料テーマと比べてデザイン性、機能性、サポート体制が充実しています。本格的なオウンドメディア運営を目指すなら、有料テーマの導入を検討する価値があります。
SWELL(スウェル)
価格:¥17,600(税込)
主な機能とSEO対策 SWELLは2019年にリリースされた比較的新しいテーマですが、現在国内で最も人気のあるWordPress有料テーマの一つです。ブロックエディタ(Gutenberg)に完全対応しており、直感的な操作でプロ級のデザインを実現できます。
主な機能は以下の通りです。
- ブロックエディタ完全対応(独自ブロック多数)
- SEO内部対策済み(高速表示、構造化データ)
- 広告管理機能、ABテスト機能
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- 複数のテーマからの乗り換えサポート機能
メリット・デメリット メリットは、操作性の良さとデザインの美しさです。マウス操作だけで洗練されたメディアサイトを構築できます。また、購入者限定のフォーラムがあり、質問に対する回答が迅速です。
デメリットは、価格がやや高めな点と、ブログ・メディアサイト向けに特化しているため、コーポレートサイトなど他の用途には向いていない点です。
- 初心者でもプロ級のデザインを作りたい方
- ブロックエディタで効率的に記事を書きたい方
- サポート体制を重視する方
THE THOR(ザ・トール)
価格:¥16,280(税込)
主な機能とSEO対策 THE THORはSEOコンサルティング会社であるフィット株式会社が開発したテーマです。SEO対策に特化しており、「SEO・デザイン・機能」の三拍子が揃ったテーマを謳っています。
主な機能は以下の通りです。
- 国内最高水準のSEO内部対策
- デザイン着せ替え機能(ワンクリックでデザイン変更)
- タグ管理機能(アフィリエイトリンク一括管理)
- 「見える化システム」(アクセス、記事分析)
- PWA対応、AMP対応
メリット・デメリット メリットは、SEO対策の徹底ぶりとデザイン着せ替え機能の便利さです。初期設定が非常に簡単で、すぐに本格的なメディアサイトを立ち上げられます。
デメリットは、機能が多すぎて使いこなすまでに時間がかかる点です。また、カスタマイズの自由度が高い分、設定項目が複雑に感じられることがあります。
- SEO対策を最優先したい方
- アフィリエイト収益も視野に入れている方
- デザイン設定に時間をかけたくない方
DIVER(ダイバー)
価格:¥17,980(税込)
主な機能とSEO対策 DIVERはアフィリエイター向けに開発されましたが、オウンドメディアにも最適なテーマです。100以上のサイトを分析して設計されており、ユーザー体験を最大化する工夫が随所に施されています。
主な機能は以下の通りです。
- SEO対策(高速表示、AMP対応)
- 複数のCTA作成・管理機能
- 入力補助機能(装飾、ボタン、ランキングなど)
- LP作成機能
- 無期限・無制限のメールサポート
メリット・デメリット メリットは、サポート体制の充実度です。購入後も無期限でメールサポートを受けられるため、初心者でも安心です。また、アクセス数や回遊率を高めるデザイン設計が秀逸です。
デメリットは、派手なデザインには向いていない点と、多機能すぎて慣れるまでに時間がかかる点です。
- 充実したサポートを求める方
- ユーザーの滞在時間を伸ばしたい方
- リード獲得を重視するオウンドメディアを運営したい方
AFFINGER6(アフィンガー6)
価格:¥14,800(税込)
主な機能とSEO対策 AFFINGER6は「稼ぐ」ことに特化したテーマとして有名ですが、オウンドメディアの構築にも十分活用できます。カスタマイズ性が非常に高く、自由度の高いサイト設計が可能です。
主な機能は以下の通りです。
- SEO内部対策
- 広告管理機能(複数の広告を一括管理)
- ランキング機能、スライドショー機能
- カラーパターン、デザインパターンが豊富
- AMP対応
メリット・デメリット メリットは、カスタマイズの自由度が非常に高く、自分だけのオリジナルデザインを実現できる点です。また、価格も有料テーマの中では比較的リーズナブルです。
デメリットは、公式サポートがない点と、カスタマイズ項目が多すぎて初心者には難しい点です。ある程度WordPressやテーマのカスタマイズに慣れている方向けです。
- 細部までこだわってカスタマイズしたい方
- アフィリエイト収益も視野に入れている方
- 明確な目的を持ってメディアを運営する方
JIN:R(ジン アール)
価格:¥19,800(税込)
主な機能とSEO対策 JIN:RはJINの後継テーマとして2022年にリリースされました。ブロックエディタに完全対応し、デザイン性とユーザビリティを両立させています。
主な機能は以下の通りです。
- ブロックエディタ完全対応
- デザインプリセット機能(着せ替え)
- SEO内部対策
- 収益化機能(CVボタン、広告管理)
- 記事の装飾パターンが豊富
メリット・デメリット メリットは、デザインの美しさと使いやすさのバランスが取れている点です。初心者でも直感的に操作でき、おしゃれなメディアサイトを構築できます。
デメリットは、価格が高めな点と、JIN(旧バージョン)からの移行には別途作業が必要な点です。
- デザイン性を重視する方
- 女性向けや美容系など、柔らかいデザインのメディアを作りたい方
- 初心者でもおしゃれなサイトを作りたい方
オウンドメディアのテーマ選びで迷ったとき、無料テーマと有料テーマの違いを理解することが重要です。以下の比較表を参考にしてください。
| 項目 | 無料テーマ | 有料テーマ |
|---|---|---|
| 初期費用 | 0円 | 14,800円〜19,800円 |
| SEO機能 | 基本的な対策は可能 | 高度な対策機能が標準装備 |
| カスタマイズ性 | 制限あり(CSSやPHPの知識が必要な場合も) | 管理画面から直感的にカスタマイズ可能 |
| デザイン性 | シンプル〜標準的 | プロ級のデザインが簡単に実現 |
| サポート | コミュニティフォーラム中心 | 公式サポート(メール、フォーラム) |
| アップデート | 不定期(開発者による) | 定期的(セキュリティ対応も迅速) |
| 機能の豊富さ | 基本機能のみ | CTA、LP作成、広告管理など多機能 |
| 適用サイト数 | 無制限 | 基本的に無制限(ライセンスによる) |
判断基準
- 予算が限られている、またはテスト的に始めたい → 無料テーマ
- 本格的な運用を見据えている、時間を節約したい → 有料テーマ
- デザインやカスタマイズに時間をかけたくない → 有料テーマ
- SEO対策を徹底したい → 有料テーマ
無料テーマでも基本的な機能は揃っていますが、有料テーマは初期設定の手間を大幅に削減できます。オウンドメディア運営では「コンテンツ制作に時間を使う」ことが最優先です。テーマ設定に時間をかけすぎないためにも、予算があれば有料テーマの導入をおすすめします。
WordPressテーマの導入は、正しい手順を踏めば初心者でも簡単に行えます。ここでは、テーマ選びから実際の導入、初期設定までの流れを詳しく解説します。
ステップ1:テーマのダウンロードまたは購入
テーマを入手する方法は、無料テーマと有料テーマで異なります。
無料テーマの場合 WordPress管理画面から直接インストールする方法と、外部サイトからダウンロードする方法があります。
公式テーマを利用する場合は、WordPress管理画面の「外観」→「テーマ」→「新規追加」から検索してインストールできます。
Cocoon、Xeoryなど公式ディレクトリにないテーマは、各テーマの公式サイトからZIPファイルをダウンロードしてください。
有料テーマの場合 購入手続きを完了すると、ダウンロードリンクがメールで送られてきます。ZIPファイルをダウンロードし、解凍せずに保存してください。
多くの有料テーマには「親テーマ」と「子テーマ」の2つのZIPファイルが含まれています。両方とも必要ですので、忘れずにダウンロードしましょう。
ステップ2:WordPressへのインストール方法
テーマファイルを入手したら、WordPressにインストールします。
インストール手順
- WordPress管理画面にログインします
- 左側メニューの「外観」→「テーマ」をクリック
- 画面上部の「新規追加」ボタンをクリック
- 「テーマのアップロード」ボタンをクリック
- 「ファイルを選択」から親テーマのZIPファイルを選択
- 「今すぐインストール」をクリック
- インストール完了後、同じ手順で子テーマもインストール
- 子テーマを「有効化」する
重要なポイント 必ず子テーマを有効化してください。親テーマを直接カスタマイズすると、テーマアップデート時にカスタマイズ内容が消えてしまいます。子テーマを使えば、アップデート後もカスタマイズが保持されます。
ステップ3:初期設定とSEO対策の基本
テーマをインストールしたら、基本的な初期設定を行います。
必須の初期設定
- サイトタイトルとキャッチフレーズの設定(「設定」→「一般」)
- パーマリンク設定(「設定」→「パーマリンク」で「投稿名」を選択)
- テーマカスタマイザーでデザイン設定(「外観」→「カスタマイズ」)
- ウィジェット配置の設定(「外観」→「ウィジェット」)
- メニュー設定(「外観」→「メニュー」)
SEO対策の基本設定
- SEOプラグインのインストール(Yoast SEOまたはAll in One SEO Pack)
- Google Search Consoleの設定
- Google Analyticsの設定
- XMLサイトマップの生成と送信
- robots.txtの設定
これらの設定を完了させることで、検索エンジンに正しく認識されるメディアサイトの基盤が整います。
ステップ4:デモサイトのインポート(推奨)
多くの有料テーマには、デモサイトと同じデザインを一括でインポートできる機能があります。この機能を使えば、初期設定の時間を大幅に短縮できます。
デモインポートの手順
- テーマの管理画面またはカスタマイザーから「デモインポート」を選択
- 好みのデモデザインを選択
- 「インポート」ボタンをクリック
- インポート完了後、各ページの内容を自社用に書き換える
デモインポート機能を使えば、プロがデザインしたレイアウトをそのまま利用できるため、デザインに自信がない方でも安心です。
オウンドメディアの運営では、テーマ選びで失敗すると後から大きな手間がかかります。実際によくある失敗事例から学び、同じ過ちを避けましょう。
デザイン重視で選んでSEOが弱かった
見た目が美しいテーマを選んだものの、SEO対策が不十分でアクセスが伸びないというケースは非常に多いです。
失敗の原因 デモサイトのデザインだけを見てテーマを選んでしまい、SEO機能やページ表示速度を確認しなかったことが原因です。
対策 テーマを選ぶ際は、必ずGoogle PageSpeed Insightsでデモサイトの表示速度を測定しましょう。モバイルスコアが80点以上、デスクトップスコアが90点以上が理想です。
また、テーマの公式サイトで「SEO内部対策済み」「構造化データ対応」などの記載があるか確認してください。
カスタマイズに時間がかかりすぎた
多機能なテーマを選んだものの、設定項目が多すぎて初期設定に何週間もかかってしまうケースがあります。
失敗の原因 テーマの機能性だけを重視し、操作の難易度を考慮しなかったことが原因です。
対策 テーマを選ぶ際は、デモ動画やマニュアルを確認し、自分のスキルレベルで使いこなせそうか判断しましょう。初心者の場合は、ブロックエディタ対応のテーマを選ぶと、直感的な操作で設定できます。
また、「デモインポート機能」があるテーマを選べば、初期設定の手間を大幅に削減できます。
モバイル表示が最適化されていなかった
PCでは問題なく表示されるのに、スマートフォンでは崩れて見づらいという問題が発生するケースがあります。
失敗の原因 テーマ選びの際にPC画面しか確認せず、モバイル表示をチェックしなかったことが原因です。
対策 テーマのデモサイトを必ずスマートフォンで実際に確認しましょう。また、レスポンシブデザイン対応は必須です。
Chromeのデベロッパーツール(F12キー)を使えば、PC上でモバイル表示をシミュレーションできます。
サポートが英語のみで困った
海外製の有料テーマを購入したものの、トラブル発生時にサポートが英語のみで対応に困るケースがあります。
失敗の原因 デザイン性や機能性だけで選び、サポート言語を確認しなかったことが原因です。
対策 初心者の場合は、必ず日本語サポートがある国産テーマを選びましょう。公式サイトが日本語であっても、サポートは英語のみという場合もあるので注意が必要です。
購入前にサポート内容(メール、フォーラム、チャットなど)と対応言語を確認してください。
- 無料テーマと有料テーマ、どちらがおすすめ?
-
結論から言うと、予算があれば有料テーマをおすすめします。
無料テーマでも基本的なオウンドメディアは構築できますが、有料テーマには以下のメリットがあります。
有料テーマのメリット
- デザイン設定の時間を大幅に短縮できる(デモインポート機能)
- SEO対策がより高度で、検索上位表示されやすい
- CTA機能やLP作成機能など、コンバージョンに直結する機能が標準装備
- 公式サポートがあり、トラブル時に迅速に対応してもらえる
- 定期的なアップデートでセキュリティリスクが低い
オウンドメディア運営では「コンテンツ制作に時間を使う」ことが成功の鍵です。テーマ設定に時間をかけすぎないためにも、有料テーマの導入は有効な投資と言えます。
ただし、まずはテスト的にメディアを始めたい場合や、予算が限られている場合は、CocoonやXeoryなどの高機能な無料テーマから始めるのも良い選択です。
- テーマを途中で変更することは可能?
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技術的には可能ですが、おすすめはしません。
テーマ変更時のリスク
- デザインが崩れる可能性がある
- ウィジェット設定がリセットされる
- 独自のショートコードが表示されなくなる
- 内部リンクの修正が必要になる場合がある
- SEO評価が一時的に下がる可能性がある
もしテーマを変更する必要がある場合は、以下の手順を踏んでください。
安全なテーマ変更手順
- サイト全体のバックアップを取る
- テスト環境(ローカル環境またはステージング環境)で新テーマを試す
- デザイン崩れや表示エラーがないか全ページを確認
- 問題なければ本番環境でテーマを変更
- 変更後も定期的にサイトをチェックする
初期段階でしっかりとテーマを選定し、長く使い続けることが理想です。
- SEOに強いテーマの特徴は?
-
SEOに強いテーマには、以下の特徴があります。
必須のSEO機能
- ページ表示速度が高速(Core Web Vitals対応)
- 構造化データ(schema.org)に対応
- モバイルフレンドリー(レスポンシブデザイン)
- パンくずリストの自動生成
- 適切なHTMLタグ構造(H1、H2、H3の階層が正しい)
- OGP(Open Graph Protocol)設定機能
- AMP(Accelerated Mobile Pages)対応
これらの機能が標準装備されているテーマを選べば、SEO対策の基盤が整います。
ただし、テーマだけでSEOが完結するわけではありません。質の高いコンテンツ、適切なキーワード選定、被リンク獲得など、総合的なSEO対策が必要です。
- 複数サイトで同じテーマを使える?
-
テーマのライセンスによって異なります。
無料テーマの場合 基本的に無制限で利用可能です。自分が運営する複数のサイトで自由に使用できます。
有料テーマの場合
- 多くの国産テーマ:購入者が運営するサイトであれば無制限で利用可能
- 一部の海外テーマ:サイト数に制限がある場合がある
購入前に必ずライセンス規約を確認してください。「自己使用のサイトのみ」という制限がある場合、クライアントワークには使用できません。
また、テーマファイルを第三者に配布する行為は、ほとんどのテーマで禁止されています。
- テーマの更新は必要?
-
はい、テーマの更新は必ず行ってください。
更新が必要な理由
- セキュリティ脆弱性の修正
- WordPress本体やプラグインとの互換性維持
- バグ修正や新機能の追加
- PHP新バージョンへの対応
更新を怠ると、サイトがハッキングされるリスクが高まります。
安全な更新手順
- サイト全体のバックアップを取る
- テスト環境で更新を試す(可能であれば)
- 問題なければ本番環境で更新
- 更新後、サイトが正常に表示されるか確認
WordPress管理画面で「更新が利用可能です」と表示されたら、なるべく早く更新することをおすすめします。
最後に、目的別におすすめのWordPressテーマを整理します。あなたのオウンドメディアの目的に合わせて選んでください。
初心者・予算重視 → Cocoon(コクーン) 無料でありながら機能が豊富で、日本語マニュアルも充実しています。初めてWordPressでメディアを作る方に最適です。
SEO最優先 → THE THOR(ザ・トール) SEOコンサルティング会社が開発したテーマで、SEO対策が徹底されています。検索上位表示を最優先したい方におすすめです。
使いやすさ重視 → SWELL(スウェル) ブロックエディタ完全対応で、直感的な操作でプロ級のデザインを実現できます。初心者でもストレスなく使えます。
カスタマイズ性重視 → AFFINGER6(アフィンガー6) 細部までカスタマイズでき、自分だけのオリジナルデザインを実現できます。ある程度の知識がある方向けです。
デザイン性重視 → JIN:R(ジン アール) おしゃれで洗練されたデザインが特徴です。美容、ライフスタイル、女性向けメディアに最適です。
コンテンツマーケティング特化 → Xeory(セオリー) CTA機能とLP作成機能が無料で使えます。リード獲得を目的としたメディアに最適です。
完全無料で高機能 → LION MEDIA(ライオンメディア) 無料テーマの中で最も機能が豊富です。トップページのカスタマイズ性が高く、メディアサイトに適しています。
オウンドメディアの成功は、テーマ選びから始まります。しかし、最も重要なのは「質の高いコンテンツを継続的に発信すること」です。
テーマ選びに時間をかけすぎず、早めに決定してコンテンツ制作に集中しましょう。この記事で紹介したテーマはどれも実績があり、オウンドメディアに適したものばかりです。
あなたの目的と予算に合ったテーマを選び、価値あるコンテンツを発信し続けることで、必ず成果が出るはずです。

