WordPressのお問い合わせフォームに確認画面を設置するには、確認画面機能が標準搭載されたプラグインを使うのが最も簡単です。
日本のWebサイトでは、フォーム送信前に入力内容を確認できる画面があるのが当たり前。しかし、世界的に利用者の多いContact Form 7には確認画面機能が標準搭載されておらず、「どうやって確認画面を付ければいいの?」と悩んでいる方は少なくありません。
この記事では、WordPress主要フォームプラグインの確認画面対応状況を一覧で比較し、最も簡単に確認画面付きフォームを作れる方法を具体的な手順とともに解説します。CF7ユーザー向けの代替手段や、開発終了したMW WP Formからの移行方法もカバーしています。
なぜお問い合わせフォームに確認画面が必要なのか
「確認画面なんて本当に必要?」と思われるかもしれませんが、特に日本のビジネスサイトでは、確認画面の有無がフォームの信頼性とコンバージョン率に直結します。
ユーザーの入力ミスを防止できる
名前・メールアドレス・電話番号など、入力ミスがあると企業からの返信が届かず、ビジネスチャンスを逃してしまいます。確認画面があれば、送信前にユーザー自身が内容をチェックできるため、誤送信による機会損失を大幅に減らせます。特にメールアドレスのタイプミスは非常に多く、確認画面の設置だけで問い合わせの取りこぼしを防ぐ効果が期待できます。
日本のビジネス慣習として定着している
欧米のフォームでは確認画面がないケースも多いですが、日本ではECサイトの注文画面や銀行の振込画面など、あらゆる場面で確認ステップが組み込まれています。BtoB向けのお問い合わせフォームで確認画面がないと、ユーザーに「このサイトは大丈夫なのか?」という不安を与えてしまい、離脱の原因になりかねません。
送信前の安心感と信頼性を向上させる
確認画面は「あなたの入力内容をきちんと受け取りますよ」というメッセージでもあります。個人情報を扱うフォームでは特に、送信前に内容を確認できる安心感がユーザーの信頼につながります。GDPR(EU一般データ保護規則)や日本の個人情報保護法の観点からも、ユーザーが送信内容を確認・修正できる仕組みは推奨されています。
WordPress主要フォームプラグインの確認画面対応状況【比較表】
「結局どのプラグインなら確認画面が使えるのか?」をひと目で確認できるよう、2026年5月時点の最新情報を比較表にまとめました。
| プラグイン | 確認画面 | 費用 | 備考 |
|---|---|---|---|
| FormNest | ○ 標準搭載 | 無料 | 設定画面からワンクリックで有効化。日本語完全対応 |
| Contact Form 7 | △ 別途対応が必要 | 無料(追加プラグインも無料) | Multi-Step Formsプラグインまたはカスタムコードが必要 |
| Snow Monkey Forms | ○ 標準搭載 | 無料 | ブロックエディタ専用。クラシックエディタでは使用不可 |
| WPForms | × 非対応 | 無料版あり / 有料$49.50〜 | 確認画面機能は提供されていない |
| MW WP Form | ○ 標準搭載 | 無料 | 2023年に開発終了。セキュリティリスクあり |
この比較から分かるように、確認画面を無料で・簡単に・安全に使えるプラグインは限られています。
Snow Monkey Formsは優秀なプラグインですが、ブロックエディタ(Gutenberg)専用のため、クラシックエディタを使用しているサイトでは利用できません。MW WP Formは確認画面機能が充実していましたが、開発終了によりWordPressの最新バージョンとの互換性やセキュリティ面でリスクがあります。
各プラグインの機能を詳しく比較したい方はこちらの記事をご覧ください。
FormNestで確認画面付きフォームを作成する手順
FormNestなら、プラグインのインストールからフォームの公開まで最短5分で完了します。プログラミングの知識は一切不要です。FormNestの全機能を知りたい方はFormNest完全ガイドもあわせてご覧ください。
ステップ1: FormNestプラグインのインストール
WordPress管理画面にログインし、左メニューから「プラグイン」→「新規追加」をクリックします。検索バーに「FormNest」と入力すると表示されるので、「今すぐインストール」→「有効化」の順にクリックしてください。WordPress 6.0以降に対応しており、PHP 7.4以上の環境で動作します。
ステップ2: 新規フォームの作成
有効化すると左メニューに「FormNest」が追加されます。「新規フォーム作成」をクリックして、テンプレートから「お問い合わせフォーム」を選択します。名前・メールアドレス・件名・メッセージの基本項目が自動的にセットされるので、必要に応じて項目を追加・編集してください。ドラッグ&ドロップで項目の並び替えも可能です。
ステップ3: 確認画面の有効化と設定
フォーム編集画面の「設定」タブ内にある「確認画面」セクションで、「確認画面を表示する」をONに切り替えるだけで設定完了です。追加の設定として、確認画面の見出しテキスト(デフォルト:「入力内容の確認」)や、「修正する」ボタンのラベルもカスタマイズできます。設定変更後は「保存」をクリックしてください。
ステップ4: フォームの設置と動作確認
固定ページや投稿の編集画面で、FormNestブロックを追加するか、ショートコード [formnest id="フォームID"] を貼り付けます。プレビューで実際にフォームに入力し、確認画面が正しく表示されるかテストしましょう。確認画面には入力したすべての項目が一覧表示され、「送信する」「修正する」の2つのボタンが表示されます。
Contact Form 7で確認画面を実装する方法(代替手段)
すでにContact Form 7(CF7)を使用していて、プラグインの乗り換えが難しい場合の対処法を紹介します。ただし、いずれの方法もFormNestのような標準機能と比べると手間がかかる点はご了承ください。
方法1: Contact Form 7 Multi-Step Formsプラグインを使う
CF7のアドオンプラグイン「Contact Form 7 Multi-Step Forms」を追加インストールすることで、確認画面に近い機能を実現できます。WordPress管理画面からプラグインをインストール後、CF7のフォーム設定で専用のタグを追記する必要があります。ただし、このプラグインはCF7のアップデートに追従する必要があり、互換性の問題が発生することがあります。また、CF7本体とは別の開発者がメンテナンスしているため、長期的なサポートの安定性にはやや不安が残ります。
方法2: JavaScriptで自作する
技術力のある方は、JavaScriptでフォームの送信イベントをフックし、確認用のモーダルウィンドウやステップを自作することも可能です。ただし、この方法はHTML・CSS・JavaScriptの知識が必要であり、CF7のバージョンアップのたびにコードの修正が求められるリスクがあります。メンテナンスコストを考えると、長期運用には向きません。
CF7での確認画面実装の注意点
CF7はもともと確認画面を想定した設計になっていないため、どの方法を使っても「後付け」の対応になります。プラグインの競合やテーマとの相性問題が発生する可能性があり、トラブルシューティングに時間を取られることも。確認画面が必須要件であれば、最初から確認画面を標準搭載しているプラグインを選ぶほうが、結果的に時間もコストも節約できます。
MW WP Formからの移行を検討している方へ
MW WP Formは長年にわたり日本のWordPressユーザーに愛されてきたプラグインですが、2023年に開発が終了しました。現在もインストールして使うことはできますが、WordPress本体やPHPのアップデートへの対応が行われていないため、以下のリスクがあります。
- セキュリティ脆弱性が発見されても修正パッチが提供されない
- WordPress最新バージョンとの互換性が保証されない
- PHP 8.x系で非推奨警告やエラーが発生する可能性がある
MW WP Formの最大の特徴だった確認画面機能は、FormNestでそのまま再現できます。フォームの項目構成や自動返信メールの設定も同様の操作感で移行可能です。
MW WP FormからFormNestへの具体的な移行手順はこちらで詳しく解説しています。FormNest以外の選択肢も含めた比較はMW WP Form代替プラグインおすすめ5選をご覧ください。
確認画面をより効果的に活用するためのポイント
確認画面は「ただ表示すればいい」というものではありません。ユーザー体験を損なわないよう、以下のポイントを押さえましょう。
表示項目の最適化
確認画面にはユーザーが入力したすべての項目を表示するのが基本ですが、パスワードフィールドやファイルアップロードなど、表示方法に配慮が必要な項目もあります。FormNestでは項目ごとに確認画面での表示・非表示を切り替えられるため、必要な情報だけを見やすく表示できます。
「修正する」ボタンの配置
確認画面で修正したい箇所が見つかったとき、スムーズにフォーム入力画面に戻れることが重要です。「修正する」ボタンは「送信する」ボタンと同じ目立つ位置に配置し、入力した内容が消えずに復元されるようにしましょう。FormNestではこの動作がデフォルトで組み込まれています。
モバイル対応を忘れずに
現在、フォームへのアクセスの60%以上がスマートフォンからと言われています。確認画面がPC表示に最適化されていてスマートフォンで見づらい、という状態は避けなければなりません。FormNestの確認画面はレスポンシブデザインに対応しており、デバイスに応じて最適なレイアウトで表示されます。スパム対策の設定もあわせて行うと、より安全なフォーム運用が可能です。
よくある質問(FAQ)
Q1: 確認画面があるとコンバージョン率は下がりますか?
確認画面の追加によりフォームのステップ数が増えるため、わずかに離脱が発生する可能性はあります。しかし、日本のユーザーは確認画面があることに慣れており、むしろ確認画面がない方が不安を感じて離脱するケースも多いです。BtoBサイトや個人情報を扱うフォームでは、確認画面を設けることで信頼性が向上し、結果的にコンバージョン率の改善につながることが多いです。
Q2: FormNestの確認画面はスマートフォンでも正常に表示されますか?
はい、FormNestの確認画面は完全レスポンシブ対応です。iPhone・Android問わず、画面幅に応じてレイアウトが自動調整されます。テーブル形式の確認表示もスマートフォンでは縦積みレイアウトに切り替わるため、小さな画面でも入力内容を快適に確認できます。
Q3: 確認画面のデザインはカスタマイズできますか?
FormNestの確認画面はテーマのスタイルを継承するため、多くの場合は特別なカスタマイズなしでサイトのデザインに馴染みます。さらに細かく調整したい場合は、FormNest独自のCSSクラスが付与されているため、テーマのカスタムCSSから見出し・ボタン・テーブルなどのスタイルを自由に変更可能です。MW WP Formで行っていたカスタマイズをFormNestで再現したい方はMW WP Formのカスタマイズを代替プラグインで再現する方法もあわせてご覧ください。
まとめ
WordPressのお問い合わせフォームに確認画面を設置する方法はいくつかありますが、手軽さ・安全性・コストの3点で総合的に判断すると、確認画面が標準搭載されたプラグインを選ぶのが最も合理的です。
- FormNest: 確認画面が標準搭載・無料・日本語対応・5分で設定完了
- Contact Form 7: 別途プラグインやカスタムコードが必要。手間とリスクあり
- Snow Monkey Forms: 標準搭載だがブロックエディタ専用
- MW WP Form: 標準搭載だが開発終了。新規導入は非推奨
確認画面付きのフォームを最短で構築したいなら、FormNestが現時点で最もバランスの取れた選択肢です。インストールから公開まで5分、確認画面の有効化はワンクリック。これからWordPressにフォームを設置する方にも、既存のプラグインからの乗り換えを検討している方にもおすすめです。
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